年をとるにつれてこれから起こり始めること

「健康」を考えることは、「将来」を考えることでもあります。

そして「中高年」という世代にとって将来を考えるということは
「老後」を考えることであり、今後劣化していくことが避けられない中でも
できる限り健やかに・元気な体で、「壮年期」を過ごすことが目的となります。

「健康不安」や「病気」と呼ばれるものは、無限に存在するものであり
そういったもののリスクが、急上昇していることが現実です。

そのためどんな病気も、ならないに越したことはないと言えますが
やはり「気を付けていてもなる」ということが、老化そものでもあり
年をとることによって、「なってしまった時の覚悟」も必要となってきます。

無限に存在する病気というのは、無限に対処する方法・必要がありますが
今回は多くの方によって、「可能性」の高いものを例に挙げて
「その時」を想定していきます。

そしてその際に必要となるものが、「介護」であり
年をとることによって、基本的な身体能力が衰えることによる介護と
<病気によって介護が必要になる>ということは、別次元の問題と言えますが

これらは同時に存在することで、
より困難になってしまうことも意識して欲しいと思います。

誰もが避けることができない現実

当サイトをご覧の方々には、すでに常識的なことと言えますが
加齢によってリスクが上昇する病気とは、「ほぼ全て」と言えるものですが
特に代表的なものと言えるものが、「高血圧」と「糖尿病」になります。

これらは、「2大国民病」と言われるものであり
基本的には、先進国に患者数が多い傾向のある「贅沢病」であり
その中でも日本というのは、特に患者数が多いと言えます。

これらは40歳以降から、徐々に・劇的に増え始め
60歳以降であれば<およそ7割>が、該当すると言われます。

常識的なことではありますが、これらは「血液・血管」が関わる疾患であり
「生活習慣病」と呼ばれる疾患・合併症の、代表的な症状になります。

生活習慣病とは、主に「食生活」の積み重ねによって招かれる
各種健康トラブルと言えますが、その中でも上記の症状というのは

<最も典型的>であり、あらゆる意味で「中心」となってしまう症状と言えます。

「乱れた食生活」「過剰な栄養摂取」によって招かれるこれらの症状が
特に国民病となってしまった背景としては、それぞれの最も大きな要因である

  • 高血圧・・・過剰な塩分(お醤油)
  • 糖尿病・・・最終的にブドウ糖となる各種栄養素

恵まれた国の、特徴的な食生活が大きく影響していると言えます。

日本に生きる全ての人にとって、無視できない症状なのです。

避けることと同じく「発展」させないことが大切

そして、これらが本当に恐ろしい結果を招くタイミングとは
「合併症」と呼ばれる、生活習慣病の発展した症状にあります。

血液が関わる生活習慣病は、そのどれもが最終的に
「動脈硬化」と呼ばれる症状を引き起こすことになります。

動脈硬化とは、血液の質の悪化(糖・中性脂肪・コレステロール)
加えて血圧の上昇等によって、血管にかかる負担が大きくなることで
より頑丈な状態にするため、血管が硬く・厚くなってしまう症状です。

その結果として、簡単に言えば<血液の流れが悪くなる>という状態を招きますが
その弊害は、非常幅広く・大きなものになります。

「命」と「日常生活」の両方が脅かされる健康トラブル

この動脈硬化がベースとなる症状には様々なものがあり
硬化したこと自体で招かれる症状、その場所によっても
症状に違いが現れることになりますが、最悪の場合「即死」を招きます。

  • 脳卒中
  • 心筋梗塞

という危険な症状は、そのどちらも動脈硬化が大きく関わっており

<もし、助かったとしても>その後に、「後遺症」という形で
まさに<介護が必要な状態>を招くこととなります。

  • 半身不随
  • 言語障害

様々な状態を想定することができる後遺症は

<何が残るか分からない>ものであり、
いずれにしても、<人の助けが必要な状態>と言えます。

また即死・後遺症という、いずれも懸念すべき症状に加えて
「人工透析」といった、これもまた大きく生活を制限する
非常に<不便な事態>を招くことも、忘れてはならないリスクです。

人工透析とは、主に高血糖による「糖尿病性腎症」の結果
腎臓が正常な働き(ろ過機能)を果たせなくなることで
代わりに「機械」による、ろ過を定期的に行うことになります。

一度の透析処置には、長い時間がかかるものであり(全身の血液を洗浄するため)
また定期的に行うことが必要であり、つまり「通院」が必須になります。

本来であれば、常に浄化され続けている血液が
汚れたままであるということは、日常的にもつらい状況を招くものであり
こういった<健康トラブルによる制限>は、加齢による典型的な介護に比べて
防ぐことのできる要素が、多いものと言えます。

「老後のための対策」に、<始まり>はありません。

<できるだけ早く始める>ことが、何よりも重要なことなのです。

更年期に入ると女性はなぜ血圧が高くなるのか?

女性の「更年期」に訪れる特徴的なものとして
「更年期障害」というものがあることは、広く知られています。

そして、その原因が女性ホルモンである
「エストロゲン」によるものだということも
女性を中心に、常識的なことでもあります。

しかし更年期障害の一部の症状は、エストロゲンの減少によってもたらされる
「高血圧」の影響も受けていることは、意外と知られていません。

血管の縮小が血圧を上昇させる

エストロゲンには、元々「血管を広げる」という効果もあり
血管が広がっていることによって、経が刺激され、慢性的に頭痛が起こりやすくります。

慢性的な頭痛の症状を抱えている
また低血圧の人に、女性が多い理由はこのためです。

エストロゲンが減少することによって、血管が縮小し
血圧が上昇することが、更年期の女性の特徴になります。

そして、この血圧の上昇は「動悸」や「息切れ」といった
更年期障害における、典型的な症状につながる現象になります。

動悸や息切れの症状を起こしているものは
急激な血圧の乱れ(ほとんどが急激な上昇)や
血流が悪化し、酸素がうまく運ばれないことであり
心肺機能に悪影響を与えることによるものです。

男女問わず、中高年に起こりやすい動悸ですが
一瞬の動悸がきっかけで、命に関わることもあります。

頭痛やだるさに比べ、動悸は心臓への
直接的で大きな負担であり、それも重いものです。

特に心筋梗塞や不整脈の原因となり
それらの初期症状・前兆ともなり得ます。

血圧が高くなってしまったら

これらの症状が起きてしまったら、慌てず人が近くにいることを確認し
涼しいところで、安静にしておく必要がります。

寝てしまうことも危険なため、意識をしっかり保っておくことが大切であり
一瞬で過ぎ去らず長く続く場合は、周りの人に伝えること
また少しでも必要性を感じたら、早急に医療機関を訪れることが大切です。

少しでもリスクを減らしておく

動悸や息切れを防ぎ、起こった際の負担を減らすために
酸素が足りない状態や、心臓に負担がある状態に
体を慣れさせておく・リスク要因を小さくしておきましょう。

ランニングや走りこみによって、心臓や代謝機能を向上させてたり
血流を良くするために、味が濃いもの、特に塩分・糖分の摂取を控えましょう。

それらは結果的に、高血圧や動脈硬化の根本的なリスクの減少にもつながります。

高血圧は、お酒やタバコを嗜む人の多い
男性に多い症状というイメージがありますが
50~60代では、女性の割合が急上昇し
男性と同じくらいの高血圧患者がいると考えられています。

お風呂上りの立ちくらみが起きたり気持ち悪くなったりする原因とは

お風呂上りに「めまい」がしたり、頭が「ぼーっ」としたり
「動悸」と同時に、腕が「突っ張って」しまったという経験は
誰もが一度はあることと思いますが、年をとることによって
特に女性の場合には、頻度が多くなっているのではないでしょうか?

なぜ「お風呂上がりなのか?」という点については、
何となく理解されている方も多いと思います。

これらの症状は、症状そのものが危険であると同時に
転んで頭を打ってしまう、というような二次被害を起こす可能性もあり
正しい知識を持って、予防・対処する必要があります。

このお風呂上りの危険な症状には、

  • のぼせ
  • 貧血
  • 低血圧

主に以上の3つの要因が考えられます。

「のぼせ」のメカニズム

入浴の際の注意点といえば、「のぼせ」であることは広く知られています。

この「のぼせている」状態というのは
入浴によって、体温が上昇していることはもちろん

血管が開いたことによって、どうしても「ふわーっ」とします。

一方で、水圧によって「心臓」はもちろんのこと
血管に関しても圧迫されており、これは「高血圧」の要因です。

開いた血管に、速い・強い血流が流れることで
のぼせの症状は起きると考えられています。

お風呂上りのリスクは様々であり、要因に関しても諸説ありますが
結局は、体内で「ちぐはぐな反応」が起きるていることが根本にあります。

「貧血」と「低血圧」が起きやすくなっている

「貧血」と「低血圧」も、有力な要因であり
それぞれのぼせとも、無関係ではない症状になります。

「上がった瞬間」に起きやすいものであり、
その時、体内で起きていることを知っておきましょう。

まず「座っている状態」から「立ち上がる」ということで
脳内の血液・酸素が急激に低下し、
これだけで意識障害や、四肢の突っ張りの原因になります。

「脳貧血」と呼ばれる症状です。

また「のぼせ」も含め、血管・血液が関わる症状というのは
血圧が「正常ではない」状態において、リスクが高まります。

貧血かと思いきや「起立性低血圧」の可能性もあるのです。

特に女性の場合は、基本的に貧血の傾向があり
同時に高血圧と共に低血圧の方も多いため、中年以降より注意が必要になります。

この症状は、現実として加齢と共に増加するものであり
老人と言われる年代の方は「5回に1回」は起きる、とも言われています。

安全に入浴するための予防策

以上の症状を、予防するための対策というのは
これもまた極めて常識的なものであり、

  • 熱すぎる湯に浸からない(適切な温度)
  • 長風呂し過ぎない(何事にも適度があります)
  • 急に・一気に立ち上がらない

以上の3大原則を守りましょう。

加えて「かけ湯」をしてから・体を慣れさせてから入浴する
「飲酒直後の入浴は控える」といった、それ以前のマナーも大切です。

また貧血・高血圧という、根本的なリスク要因の解消が
何より重要であり「起きにくい」状態になっておくことが何よりです。

「入浴」というのは、あらゆる体の不調を解消するために
非常に有効な習慣であり、ぜひ「いい入浴習慣」を実践して欲しいものです。

しかしながら、リスクがあるものだということを忘れず
メリットがデメリットにならないよう、意識することも習慣化しましょう。